気が付くと口紅が落ちてしまっていた、という経験はありませんか?
きれいに色が無くなっていたらまだ良くて、中途半端に剥げてしまうと格好がつきませんよね。
今回は口紅が落ちる原因と、口紅の色もちを良くする方法を紹介します!
目次
口紅が落ちる理由とは
気が付くと落ちてしまっている口紅、なぜ口紅はこんなにも簡単に落ちてしまうのでしょうか。
口紅が落ちてしまう原因を見ていきましょう。
口紅は油で落ちてしまう!
多くの口紅は顔料や色素など色を作る成分と、唇に色を密着させて口紅の質感を作る油分、それから酸化防止剤などの添加物からできています。
メイククレンジングを思い出していただくとわかりますが、油は油で落ちますよね。
つまり、口紅は油分に弱く食事を摂る時などに唇に油分がつくと口紅が浮き上がり、落ちやすくなってしまいます。
また、口紅は油分が多いほど唇との密着力が下がります。
口紅は大まかにシアー、セミマット、マットの3つのタイプ分かれていて、これらは「シアー<セミマット<マット」の順に顔料、色素の割合が高くなり、油分の割合が少なくなります。
油分が多く色素が少ないシアータイプやセミマットタイプは使用感がよく、使いやすいため人気が高いのですが、油分が多いと仕上がりが軽い分、密着力が弱く落ちやすくなってしまうのです。
また、口紅を塗る前にリップクリームなどで保湿をするのはいいのですが、たっぷりと塗りすぎてしまうと、その油分が色持ちを悪くする原因になります。
触れたり擦れるだけで落ちてしまうことも
もうひとつ口紅が落ちる原因になるのが摩擦です。
メイクは1日ごとに落として、また新しくメイクをするのが一般的ですよね。
口紅は落とすことを前提に作られているため、唇の表面に色がのっているだけの状態です。
そのため触れたり、擦れるだけで色が取れていってしまいます。
唇を擦り合わせる癖がある、唇に触れる癖がある、カップやペットボトルに唇が触れる機会が多い方は、口紅が落ちやすくなってしまいます。
唇の状態によって色持ちが異なることも
口紅の色持ちは唇の状態にも左右されます。
唇が乾燥していたり皮剥けしていると口紅の密着力が弱くなり、口紅が落ちる原因になってしまいます。
そのため、日頃からしっかり保湿・ケアをする必要があります。
唇はお肌よりも敏感で繊細な部位のため、お肌以上に気をつけるようにしましょう。
口紅の色持ちを良くする5つの方法
口紅が落ちてしまう原因がわかったら、次は口紅の色もちを良くする方法を見ていきましょう。
唇のコンディションを整える
口紅の色持ちをよくするためには、まず唇のコンディションを整えておくことが重要です。
唇が乾燥したり荒れたりしていると、口紅のノリも色持ちも悪くなるためです。
先ほど口紅は摩擦に弱いことをお伝えしましたが、唇自体が摩擦に弱く、乾燥や荒れる原因になります。
口紅を塗っていない時でもなるべく触らず、擦り合わせたり舐めたりしない方が健康な唇を保つことができます。
そして口紅を塗る前にはリップクリームなどで保湿しておきましょう。
保湿をしておくと、唇を乾燥から守るうえに表面を滑らかに整えてくれるので、口紅の色がのりやすくなります。
また、口紅用の下地を使用すると保湿効果に加えて、にじみにくくなり色持ちや発色もよくなります。
より美しい仕上がりを目指したい方には、口紅用の下地がおすすめです。
そして保湿するときに気を付けたいのが油分です。
口紅を塗る前に油分が唇にたっぷり残っていると、ノリも色もちも悪くなってしまいます。
リップクリームなどを塗った後は、1度ティッシュで唇を軽く押さえて余計な油分を吸い取っておきましょう。
リップクリームを塗った直後にすぐ油分を取ってしまうのは不安という方は、メイクをはじめる前に唇の保湿まですべて済ませておいて、なじませておきましょう。
ティッシュで押さえて口紅の色を定着させる
口紅の塗り方をちょっとだけ工夫すれば色をしっかり定着させることができ、色落ちを軽減させることができます。
方法としては、いつも通り口紅を塗ったら、1度ティッシュで軽く押さえて口紅に含まれている油分を吸い取ります。
そうすることで色だけが唇に残り、しっかり定着させることができます。
そして、もう1度口紅を塗ると、色や質感を損なうことなく落ちにくいリップメイクを作ることができます。
色持ちが良い口紅を新しく買う必要もなく、手軽にできる方法なので覚えておくといいかもしれません。
フェイスパウダーで唇の表面をさらさらにする
別の方法として、口紅の油分をフェイスパウダーで押さえることで、色落ちを防ぐことができます。
やり方は、口紅を塗ったらティッシュで唇を押さえ、ティッシュの上からブラシなどでパウダーを重ねます。
ティッシュの上からパウダーをのせることで、フェイスパウダーの付けすぎを防ぐことができます。
このままだとちょっとマットな仕上がりになってしまうので、ツヤが欲しい場合はもう一度口紅を重ねましょう。
リップペンシル(リップライナー)で唇を塗りつぶす
リップペンシルを使うことで、より落ちにくいリップメイクができます。
口紅と同系色のリップペンシルで唇を塗りつぶしてから、口紅を重ねる方法です。
リップペンシルは通常、唇を縁取るための道具で、油分が少ないのが特徴です。
そのため、口紅に比べて色落ちしにくいです。
このようにリップライナーを口紅の下に仕込むことで、色持ちがぐんとよくなります。
リップコートを使う
落ちにくい口紅じゃなくても色を落ちにくくするリップコートを使用することでも色持ちを良くすることができます。
口紅の質感が変わる場合もあるので、商品の説明をよく読んでから選んでみてくださいね。
まとめ
口紅を美しくキープするための方法を紹介しました。
口紅の質感は、リップメイクの仕上がりを左右する重要なポイントです。
口紅に合ったやり方を選ぶことで、質感を維持しつつ長持ちできれいな満足のいくリップメイクに仕上がります。
しかし、こうしたテクニックも重要ですが、一番重要なのは唇のコンディションを良くすることです。
日頃からしっかりリップケアをしてあげて、色持ちの良い唇を手に入れましょう。
また、唇を触る、擦り合わせる、舐めるなどの癖をやめると、リップメイクがキープできるだけでなく唇の乾燥や荒れを防ぐことができます。
少し手間を加えたり、気を付けるだけでうっかり色落ちを防ぐことができるので、ぜひ試してみてくださいね。