口紅の成分チェックしてる?安全な口紅を選ぶ為のポイントを紹介します

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
口紅の成分

口紅を購入する時のポイントとして色味を重視する方は多いですが、一番重要視しないといけないのは配合している成分だと言われています。
とはいえ、成分も何十種類と表記されている為、どの成分が注意すべきものなのか解らないという声もあるようです。
そこで今回は、最低限これだけは注意をしたいという成分をピックアップしてまとめてみました。







これだけは知っておきたい注意すべき口紅の成分

鮮やかな色味の口紅こそチェックが必要な色素

口紅の成分をチェックする際、色味を出す為にどのような成分が配合されているのか色素をチェックする女性は多いと言われています。
色味を出す為の色素は大きく分けて二種類あり、天然成分のものと科学合成したものがあり、問題視されているのは科学合成したものです。

例えば、口紅のパッケージを見た時に「赤201」「橙201」などこのような色と数字の組み合わせの表記はタール色素と呼ばれる科学合成された色素です。
口紅は日本でいうと平安時代から使用されちる化粧品ですが、その頃は勿論こういった科学合成成分は使われず天然成分のものが使われてきました。

それが科学が発展すると共に、科学合成された色素の方様々な発色の口紅を開発したり、コストの面でも費用を抑えられることなどから取り入れられることが多くなってきたのです。
しかし、近年ではその色素が人体にもたらすデメリットについて問題提起がされ、古き良き時代の天然成分の色素について注目している方が増えつつあります。

実は口紅によっては金属成分が配合されていることも

色素については、前述の人工着色料以外にも金属も使用されることがあります。
例えば口紅でいうなら鉛(なまり)がその代表格です。
何故、化粧品に金属成分である鉛を配合する必要があるのか、疑問に思いますよね。

実は鉛を配合することで口紅の色味に変化を出したり、独特な色味を表現することができる為、鉛が配合されている口紅は案外多いのです。
しかしながら、鉛が配合されているということはその金属成分が飲食の際に体内に入ってしまう可能性が高いと言えます。

体内に入るとしてもとても微量なものだから問題ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、私達は魚介類が含んだ鉛を口にしたりすることも考えると年間で考えた時に思っている以上の鉛を体内に取り入れてしまっている可能性もあるのです。
そのほんの僅かな鉛の量が、中毒を起こす可能性があるということを忘れてはいけないのです

疑問視されている防腐剤の必要性

また、着色料だけでなく品質保持の為に配合されている筈の防腐剤や酸化防止剤についても、問題視する声が近年は増えてきました。
例えば、オーガニック成分でのみ作った口紅でも、その使用期限は2~3ヶ月とそれなりにあるものですが、それなのに敢えて科学合成成分である防腐剤や酸化防止剤を配合する必要があるのか、という声もその一例です。

確かにそう言われると首を傾げる内容ですね。
少なくとも3ヶ月もあれば新しい口紅の展開が始まり買い換えるタイミングに差し掛かることもありますし、衛生的な観点からも安心な気がします。

防腐剤や酸化防止剤を配合した口紅の場合は未開封であれば約3年、開封済みの場合であれば約半年が消費期限の目安だと言われていますが、体内に科学物質を取り入れるデメリットをもってしてそこまでの期間を設ける必要があるのかと言われると考えものです。”

ほとんどの口紅で配合している香料についても賛否両論

その他では香料についても本当に配合する必要があるのか疑問視されています。
確かに甘い香りやフローラルな香りなどの良い匂いがする口紅やリップクリームは、使っていて悪い気はしないので香料配合のものが選ばれるかとは思います。

しかし、その香料は口紅独特の匂いをごまかす為に配合されている場合もあれば、あえて無香料をプッシュする為に匂いを打ち消す香料が配合されている場合もあるのだそうです。
香料には天然成分のものもあるので、一概には全てが危険性をもっているとは言えませんが中には科学合成された香料もあることはしっかり覚えておきたいですね。

タール色素や香料が入っていることで懸念されるデメリットとは?

タール色素は口唇炎や紫外線への過敏反応を起こす可能性もある

それでは、前述でご紹介した成分が含まれていることによりどんなデメリットが考えられるのかについて具体的に見ていきましょう。
まずはほとんどの口紅で使用されている「タール色素」ですが、発がん性の危険性が提唱されたことにより日本でも厳しく安全性の追求が成され、現在使用されている色素については安全な成分を用いていると言われています。

ただし、上記はあくまで日本の基準であり、海外のでは2008年にタール色素の種類によっては注意力の低下を及ぼす可能性について発表されるなど日本よりもタール色素については危険視している事実もあります。
また、それ以外にもアレルギー性の口唇炎、紫外線の過敏反応なども影響しているとも言われているのです。

天然成分の色素にも危険性が全くないとは言えませんが、少なくとも日頃から飲食で様々な科学着色料を取り入れていることを考えると少しでもその機会を減らす必要はあると言えますね。

口紅に配合されている鉛は鉛中毒のきっかけでもある

鉛が体内に入り蓄積されると鉛中毒になる可能性について前述でも触れましたが、この鉛中毒になると貧血の症状以外に神経に影響を及ぼす危険性があります。
また、妊娠中の方が鉛中毒となった場合はお腹の赤ちゃんにも何らかの影響を及ぼす可能性もあるのです。

鉛が配合された口紅を使うから必ずしも鉛中毒になるとは限りません。
しかし、鉛中毒となるきっかけとはなっていますし、人体にとって悪い影響を及ぼす成分ということを考えるとやはり鉛が入っていない口紅を選ぶ方が安心ですね。

防腐剤や酸化防止剤によりアレルギー症状を起こした事例もある

防腐剤や酸化防止剤が及ぼすデメリットですが、例えば防腐剤で言うならば「メチルパラベン」というパラベン系の防腐剤はアレルギー反応を起こす方が稀にいるという報告があります。
その為、口紅を塗ったら唇の皮が剥けやすくなるなど異常を感じた場合は、上記のアレルギー症状が起こった可能性も考えられます。

そして、酸化防止剤には色々な種類があるのですが、例えば肌が敏感な方は「BHA(ブチルヒドロキシアニソール)」という成分でアレルギー反応を起こす方がいるというケースがありました。
昨今の口紅では防腐剤や酸化防止剤を配合している商品は多いものですが、肌が敏感な方はできるだけそういった成分が配合されていない口紅を適切な期限で使うのが安全と言えます。

香料でもアレルギー症状を起こす可能性は否定できない

化学合成された成分は総じてアレルギー反応を起こす可能性があり、香料でも同じくアレルギー症状を起こしてしまうケースがあると言われています。
その為、その香料が天然成分由来のものか化学合成されたものなのかはしっかり確認しておきたいものです。

また、アレルギー反応で厄介なのがパッチテストをした時は問題がなかったとしても、体調が崩れた時や紫外線を長時間浴びるなどいつもと違う状況の時にアレルギー反応が起こってしまう場合があるという点です。
その為、念には念を入れて香料でアレルギー反応を起こすのか知りたい方は皮膚科で検査をすることをおすすめします。

安心して使える口紅を選ぶ2つのポイント

口紅の成分ポイント

科学合成された成分の種類を必ず確認しておこう

少なくとも、口紅を購入する際は化学合成された成分(タール色素や防腐剤など)が入っていないかはしっかりパッケージで確認をしておきたいものです。
口紅もメーカーや色味によっては何種類ものタール色素を配合している商品がありますから、それだけ色々な種類の化学合成成分が体内に入る可能性があると言えます。

また、口紅の成分は体内に入る以外にも皮膚から吸収されることも考えられます。
いわゆる色素沈着などがその代表例です。
一度、色素が沈着してしまうと中々薄くなりませんから、日常的に使うことの多い口紅だからこそ安心して使えるものを選ぶようにしたいですね。

香料記載がないものを選ぶのがベター

そして、無香料とされている口紅でも実は匂いを消す為に香料が配合されていることをご紹介しましたが、そうなると何が本当の無香料なのか解らなくなるという方もいます。
そんな場合、確実なのは「香料」とも「無香料」とも記載がない口紅を選ぶことがベターです。

何かしらの香料を配合している場合はその旨をパッケージに記載しなければなりませんから、その記載がないということはまさに「無」香料ということの証明です。
もしくは天然由来の香料を使っている旨が記載されている口紅を選ぶというのも良いかと思います。

まとめ

今回ご紹介した科学合成物質はあくまで最低限知っておきたいものをピックアップしたものです。
その為、もっと詳しく調べていくと他にも注意すべき成分は出てくるかと思います。
日頃から使う口紅だからこそ安心して使えるものを選ぶことができるよう、配合成分についてはしっかりチェックをしていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

Comments are closed.