乾燥

リップクリームって何?そもそも必要なの?リップの役割とは

皆さんがリップクリームを購入する時はどういった点を重視しますか?

例えば、保湿効果が高いものであったり、UV効果があるものやオーガニックのもの、色付きのリップなら血色が良く見えるものなどこだわりは様々かと思います。

今回は知っておきたいリップクリームの基本についてまとめたので、リップクリームを選ぶ時に是非役立ててほしいと思います。

私たちがリップクリームを使う2つの必要性

唇の保湿をしてかさつきをばっちり予防

人によってはメイクの際に口紅を塗るので、リップクリームがなくても別に問題ないと考える方もいるかもしれません。

実際、リップクリームが持つ効果と同じようにうるおい成分を重視した口紅やUVカットができる口紅もあるので一理あるでしょう。

しかしながら、お肌を休ませる為にも休日くらいはすっぴんでいたいものです。

そんな時にファンデーションは塗っていないのに、保湿の為に口紅だけ塗るのは何だか手抜きのメイクをしているような気分にもなります。

しかも、口紅の場合は少なからず唇に負担を掛けるので、必ずメイクオフが必要になります。

一方、リップクリームは口紅よりも唇の負担が少なく、逆に唇にとって良い働きをする成分が含まれているため、メイクオフをする必要がありません。

すっぴんでいると決めた日は、リップクリームで唇の保湿ケアをしつつお肌をしっかり休ませてあげましょう。

今や唇の紫外線対策は常識の1つ

昨今、入念に紫外線対策をしている女性は多いもので、唇への紫外線対策をしている方も珍しくはありません。

屋内では保湿効果のあるリップクリームをメインに使い、屋外ではUV効果のあるものを使うなど役割に応じて上手に使い分けをする方もいるほどです。

このように保湿だけでなく、紫外線対策としてもリップクリームは欠かせない存在となっています。

ちなみに紫外線は、唇のシミや色素沈着の原因となったりすることがあります。

唇のシミを隠す為に濃い色の口紅が手放せない、ナチュラルメイクができないという悲しい事態を防ぐ為にもUV効果のあるリップクリームを使って紫外線対策をしていきたいですね。

リップクリームが持つ主な成分と役割を知ろう

多くのリップクリームに含まれている保湿成分

人によっては唇ががさついてきてからこまめなリップケアを心がけるようにする方もいるようですが、実は本来のリップクリームの役割としては唇が荒れる前の予防や保護する為に使うものなのです。

リップクリームの多くにシアバターやオイル成分などが配合されている理由は、まさに乾燥を防ぐ効果が期待できるからと言えます。

また、保湿成分といっても色々な種類があるので、オーガニックだから自分に合っているという考え方よりもシアバターの特徴や蜂蜜の持つ美容効果などを調べたうえでどのリップクリームにするか決めましょう。

あくまで、オーガニックのメリットは唇に優しく敏感肌でも使用できるという点です。

抗酸化作用が期待できるビタミンE

美しい皮膚を保つ為にはビタミンが欠かせません。

そこで、リップクリームにもたくさんのビタミンを配合しているものも販売されています。

例えば、ビタミンEは抗酸化作用が期待できる成分ですから瑞々しい唇を作る効果が期待できます。

その他に皮膚のターンオーバーにも役立つ成分として注目されているのでサプリメントなどに配合される機会も多いビタミンなのです。

しかしながら保湿成分と違って、どのリップクリームにも配合されているとは限りませんので購入の際に是非配合成分をチェックしてみてくださいね。

美肌の味方ビタミンC配合のリップもおすすめ

また、ビタミンCを配合しているリップクリームについては色素沈着を防ぐ効果が期待できると言われています。

また、紫外線対策としても注目したい成分ですね。

唇に日焼け止めを直接塗るわけにはいきませんから、UVカット効果のあるリップクリームを選びたいのであればビタミンCが配合されているかチェックしてみてはいかがでしょうか?

しかし、あくまでビタミンCが配合されているリップクリームだから絶対に大丈夫というものではありません。

一度できたシミを薄くするのはかなり大変なので、日頃からビタミンCを食事で摂ることも忘れないようにしましょう。

リップケアに様々な役割を持つビタミンB群

その他に、リップクリームによってはビタミンB群が配合されているものも見かけます。

ビタミンB群はそれぞれ役割が異なりますが、例えば皮膚の健康に欠かせないビタミンB2やビタミンB6などは唇の皮膚を健やかに保つ効果が期待できる成分です。

ただし購入時に成分表をチェックしてみると商品によってはビタミンB6と表記されずに「ピリドキシン」など別名で表記される場合もあります。

その為、気になる成分名があった場合はどういった役割を持つ成分なのかチェックしてみましょう。

色付きリップでケアをしながらメイクも楽しもう

即完売の人気も誇るレッド系のリップ

上手く使えば口紅がなくても大丈夫という口コミなどでSNSで爆発的に人気を呼んだ色付きのリップには、保湿効果や紫外線対策ができるものも勿論あります。

その中でも、瑞々しいレッド系のリップクリームはメーカーによっては即完売となってしまうほどの人気を持つカラーです。

発色が綺麗なマットな赤もあれば、ツヤ感を重視したグロッシータイプのものなど赤いリップといっても色々あるので選びがいもありますね。

レッド系のリップクリームが1本あれば、お手軽メイクができるほかにリップケアも同時にできるので時短メイクにも助かるコスメです。

シチュエーションを選ばない鉄板のピンク系リップ

世代を問わず人気の高いピンク系のリップクリームは肌の色味に合わせて選ぶのがおすすめです。

イエローベースの方であれば、コーラルピンクなど暖色よりのピンクを選ぶとお肌に馴染みます。

反対にブルーベースの方ならば、ピンクベージュのように寒色を取り入れたようなピンクを使うと肌の白さを引き立てる効果が期待できます。

シチュエーションによってはレッド系のリップが派手すぎるということもあるかと思います。

就活やオフィスワークなどで、場所を選ばずに使えるナチュラルなピンクからデートやイベントにも使える華やかなピンクなど使い分けることができるのもピンク系のリップならではの持ち味ですね。

ナチュラルな雰囲気にもってこいのオレンジ系リップ

トレンドにもなったオレンジ系のリップクリームはまさに血色を良く見せてくれる効果を持つアイテムなので最早、定番のカラーと言っても過言ではありません。

ピンク系のリップと同じく時と場所を選ばず使いやすいカラーですが、オレンジ系のリップに関してはどのカラーであってもナチュラルな印象が作りやすいので1本は持っておきたいリップですね。

女性にとってオレンジ系のリップは時として華やかに見せることもあれば、ナチュラルな印象を持たせてくれたりもする優秀なコスメといえるでしょう。

オシャレな女性も注目の色付きリップ番外編

昨今では王道の3色以外にもイエローやブルーのリップクリームも人気です。

色付きリップというと暖色ばかりのイメージが強いですが、見た目も可愛いイエローや透明感のあるブルーのリップを使うのも毎日のリップケアが楽しくなりますね。

コスメのトレンドカラーはその年によって異なることが多いので、お気に入りにのカラーでリップケアをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

綺麗な唇を保つ為に欠かせないリップケアは、配合されている成分に注目したり用途に合わせて選んだり、お気に入りのカラーで選ぶなどポイントは人によって色々あるようです。

その為、普段使いのものや紫外線対策用のもの、またはプライベート用にビビッドな色のリップクリームなど複数本持つのもおすすめです。

毎日行う事だからこそ、楽しみながらできるようにお気に入りのリップクリームを選びましょう。

実は効果がない!?薬用リップと普通のリップ何が違うの?

リップバーム2

ドラッグストアで見かけるリップクリーム。パッケージを見てみると「薬用」と書かれているタイプとそうでないタイプがありますよね。

「薬用」とあると効果が高そうなイメージがありますが、普通のリップと薬用リップにはどのような違いがあるのでしょうか。

薬用リップと普通のリップの違い、それから薬用リップの効果や効果的な使い方を紹介していきます。

薬用リップと普通のリップの違いとは?

さまざまな種類があるリップクリーム

実は「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の3つに分類することができます。

「化粧品」に分けられるのが、いわゆる普通のリップクリームです。

保湿成分が配合されており、唇をつややかに保ってくれる効果があります。

炎症などを抑えてくれる薬用成分が配合されていないため、日常的なお手入れや唇が少し乾燥している状態で使うことを想定しています。

次に「医薬部外品」にわけられるのが「薬用」と表記されているリップクリームです。

抗炎症作用や代謝促進作用のある有効成分が配合されています。

最後に「医薬品」と表記されているリップクリーム。

医薬品と表記されたリップクリームは経皮吸収性があり、高い治癒効果が期待できます。

乾燥で唇がぱっくりと割れてしまった時や炎症がひどく赤く腫れているときなどに使用すると素早く傷や炎症を治してくれます。

しかし「医薬品」に分類されるリップクリームは効果が高いぶん長期間の使用には副作用のリスクが伴います。短期使用に抑えていればとても有用ですので、唇が荒れているときだけ使用するようにしましょう。

普通のリップは保湿効果があり、薬用リップには保湿効果プラス炎症を抑える効果・血行を促進させる効果がある、と覚えておくといいですね。

薬用リップに期待できる効果とは

薬用リップは普通のリップには配合できない有効成分が含まれています。

配合されている主な成分は「酢酸トコフェロール」や「グリチルリチン酸2K」などが多く、これらは抗炎症、血行促進などの効果があり、唇の荒れを予防、またある程度治癒する効果が期待できます。

しかし薬用リップの中には「メントール」など刺激がある成分が入っているタイプもあります。

適度な刺激は唇を元気にしてくれるのですが、肌が敏感な方には強い刺激になってしまう場合があります。

薬用リップクリームを選ぶ際は、配合されている成分に気を付けてみるといいですね。

すでに荒れた唇に薬用リップは効果がない?

唇が荒れているとついつい「薬用」と表記されているリップクリームに手を伸ばしがちですが、実際に薬用のリップクリームには荒れた唇を治す効果があるのでしょうか。

「薬用」と表記されているリップクリームは「医薬部外品」に分類されます。

医薬部外品とは医薬品と化粧品の中間的な位置づけで、効果や効能をある程度期待できますが、作用はおだやかです。

治癒効果は弱く、ひどく荒れた唇にはあまり効果が見込めません。

唇が荒れて痛みがある、赤く腫れているなどの場合は、薬用ではなく医薬品のリップクリームを使用したほうが素早く唇を治すことができます。

薬用リップはどう使う?薬用リップの効果的な使い方

健康な唇は乾燥や多少の環境の変化があっても状況に適応して健やかに保つ力が備わっています。

ですが皮脂分泌がなく水分保持が難しいパーツでもあり、ちょっとした乾燥を感じた時には普通のリップクリームを使い、唇が荒れるのを防ぎ健康な状態を保つことができます。

健康な唇の日常的な保湿には普通のリップクリーム、ひどく荒れた唇には医薬品のリップクリーム、そして、多少の唇の荒れを感じていて、普通のリップクリームでは物足りないけど、医薬品のリップクリームを使うほどではない、という時は薬用リップを使いましょう。

また薬用リップのおだやかな効果は予防的な意味合いで使うのにも適しています。

花粉の時期や季節の変わり目など唇が敏感になっていて、口紅やグロスを使うと皮が剥けしてしまうような時に下地として使用すると唇が炎症を起こすのを防いでくれます。

まとめ

普段何気なく選んでしまいがちなリップクリームですが、「化粧品」である普通のリップクリーム「医薬部外品」の薬用リップクリーム「医薬品」のリップクリームと3種類にわけることができます。

普通のリップクリームよりは薬用リップクリーム、薬用リップクリームよりは医薬品のリップクリーム、と順に効果が高くなりますが、副作用も高くなります。

「効果があればあるほどいいのでは」と医薬品のリップクリームを健康な唇に使い続けてしまうと皮膚過敏症になる場合もありますので、唇の状態に合わせて上手にリップクリームを選んでくださいね。