せっかく選んだお気に入りの口紅は、きれいに発色して欲しいですよね。
しかし、見たままの色に発色しない、口紅を塗っているのに顔色が悪く見えてしまう、という方も多いのではないでしょうか。
今回は口紅の発色が悪いと周りからどう見られるのか、それから発色が悪い原因と発色を良くする方法を紹介します。
目次
口紅の発色が悪いとどう見られる?
口元を美しく彩って、女性らしさや華やかさを演出してくれる口紅はメイクには欠かせないアイテムですよね。
口紅は塗ることで顔全体が引き締まり、顔色を良く見せてくれる効果があります。
では、口紅がうまく発色しない場合、周りからどのように見えるのでしょうか。
口紅がうまく発色していないように見える時は、もとの唇の色との違いが見られない時です。
他のメイクはきちんとしているのに口元が素の唇に見えると、顔に締まりがなくさびしい印象を与えます。
また、元の唇の色が薄めの方の場合は、血色が悪く不健康そうに見えてしまいます。
あえて素の唇っぽさを演出するメイク方法もありますが、日常的なメイクでは血色のある唇の方が明るく健康的な印象を与えます。
メイク効果が高い口紅には、きちんと発色させてその効果を十分に発揮してもらいましょう。
タイプによって変わる口紅の発色
シアー、セミマット、マットの違い
口紅の発色が悪くなる原因を紹介する前に、まずはおおまかに口紅のタイプを紹介していきます。
口紅は大きく分けてシアー、セミマット、マットの3つのタイプがあります。
シアータイプはツヤ感があり地の唇を透かしながら発色します。
軽い感触のシアータイプは口紅初心者さんにも使いやすく、カジュアルなシーンにぴったりなのですが、発色が弱く落ちやすいのが特徴です。
セミマットタイプはシアーとマットの間に位置し、しっかりとした発色ながらツヤ感もあり、少し地の唇が透けます。
シアータイプに比べると落ちにくく、カジュアルなシーンにもビジネスシーンにも使える万能タイプです。
マットはツヤがなくしっかりと発色し、ほぼ完全に唇の色を覆います。
マットタイプは一番落ちにくく発色がいいので、ビジネスやパーティなど華やかな場にぴったりなのですが、きちんとした印象が強いのでしっかりと塗ってしまうとカジュアルに使いこなすのが難しくなります。
シアー、セミマット、マットの順に発色が強くなり、落ちにくさもお化粧感も高くなります。
口紅の発色が悪い原因
唇の色は口紅を塗ったかのようにくっきりと濃い方から、薄くてあまり色を感じない方までおり、人によって大きく異なります。
唇に塗ることで本領を発揮する口紅は、元の唇の色と口紅の色が合わさった色が、仕上がりの色になります。
そのため口紅を選ぶ際には、自分の元の唇の色との相性が非常に重要です。
例えば白い画用紙にはどんな色を塗ってもはっきりと色がわかりますが、赤い色紙に赤を塗っても見えにくいですよね。
唇の色が薄めの方の場合は、口紅が見たままの色に発色しやすいのですが、濃いめの方の場合、シアーなタイプで軽めの色を選ぶと元の唇の色が勝ってしまい発色を感じにくいことがあります。
また、元の唇の色に近すぎても口紅の色が発色していないと感じやすいです。
それから口紅を塗る前にリップクリームなどを塗って下準備をする場合、たっぷりと保湿をするのはいいのですが、余分な油分をオフしないままに唇を重ねてしまうと、唇に色が密着せず色がのりにくい上に、口紅の色もちも悪くなってしまいます。
口紅の発色を良くする方法
口紅の発色をよくする方法3つあります。
口紅の発色が悪くなる原因を踏まえて、ご自分の唇に合った方法を試してみてください。
唇にきちんと色を定着させる。
口紅の発色を良くさせるためには、唇に色を定着させることが重要です。
口紅を塗る前に保湿をしたら、いったんティッシュで軽く唇を押さえて、余計な油分を取り除きます、そうすることで、唇に色がのりやすくなりますよ。
そして口紅を一度塗り、またティッシュで軽く押さえて余計な油分を取り口紅の色を唇に定着させます。
さらにもう一度口紅を重ねると、色もちと発色がよくなりますよ。
元の唇の色を薄くする。
唇の色がもともと濃く口紅の色が発色しにくい場合には、いったん唇の色を薄くしてから口紅を重ねることで発色をよくすることができます。
使うアイテムはコンシーラーやファンデーション、またはベージュ系の口紅です。
コンシーラーやファンデーションで唇の色を完璧に消してしまうと、くっきりと口紅を塗らなければ唇の印象がぼやけてしまうため、ベージュ系の口紅が普段使いにはおすすめです。
ベージュ系の口紅を塗ったら、一度ティッシュで軽く押さえて、好きな口紅を塗りましょう。
そうすることで、もとの唇の色に左右されずに口紅の色を楽しむことができますよ。
発色がいい口紅を使う
すでに紹介した通り、口紅にはおおまかに3つのタイプがあります。
シアータイプは軽い仕上がりで使いやすいのですが、発色が弱く落ちやすいのが特徴です。
そのため発色の悪さに悩んでいる方にはセミマット、マットタイプの口紅を使いましょう。
マットタイプは唇の色を完全に覆いお化粧感が強いので、バランスの良いセミマットタイプが普段使いにはおすすめですよ。
まとめ
口紅の発色が悪くなる原因と、発色を良くする3つの方法を紹介しました。
顔色を明るくしたり、華やかにしたりと口紅のメイク効果はとても高く、時に顔全体の印象をも左右し、女性の魅力をひきだしてくれます。
口紅の発色が悪く見える原因はひとによって違うので、ぜひご自分に合った方法でさまざまな色を楽しんでください。
また、普段使わない色や質感に挑戦することで、発色の悩みが解消されて新しい一面を発見することもありますよ。