女性にとって特別な存在の口紅。
口紅はさっとひと塗りするだけで顔全体の印象を引き締めて、女性らしさを引き出してくれます。
今回は口紅の基本の塗り方と、塗り方や色で変わる印象を踏まえたうえで、男性受けする口紅の色や塗り方を紹介していきます。
目次
清潔感のある唇に。保湿で口紅を塗るベース作り
清潔感のある唇にするために、まずは保湿をして口紅を塗る下準備をしましょう。
口紅は塗るタイプにもよりますが、健康な唇に塗っても乾燥や皮剥けを引き起こす場合があります。
また乾燥した唇に口紅を塗ると、美しくするために塗ったはずの口紅が、逆に唇の乾燥を目立たせてしまうことがあります。
さらに、唇が乾燥していると口紅が密着しにくく色もちも悪くなってしまいます。
そのためしっかり保湿することで唇をトラブルから守り、滑らかに整えることで、口紅の密着力を高めることができます。
美しく清潔感のある仕上がりのためにも、口紅を塗る前は保湿をするようにしましょう。
保湿に使うアイテムはリップクリーム、ワセリン、シアバターなど、保湿ができればなんでもかまいません。
より美しい仕上がりを求める方には、口紅用の下地リップベースがおすすめです。
リップベースは保湿効果に加え、密着力を高める効果、発色を高める効果、にじみを防止する効果があります。
また、唇をしっかり保湿するには、塗る方向がポイントです。
唇に対して横に滑らすように塗るのではなく、縦にシワに沿って塗ることで、シワの間まで成分が行きわたりしっかりと保湿することができます。
そして保湿が終わったらティッシュなどで軽く押さえて、余計な油分をとりましょう。
余計な油分が残っていると口紅が上滑りして色がのりにくい上に、色もちが悪くなってしまうためです。
これで口紅を塗る下準備の完了です。
基本的な口紅の塗り方
それでは口紅の塗り方を紹介していきます。
基本の塗り方を抑えることで、さまざまなリップメイクが楽しめるようになります。
口紅を塗るときは、最初にリップラインをなぞるのが基本です。
口紅で直接リップラインをとっても構いませんが、リップブラシを使うと小回りがきいて細かい部分も塗りやすくなります。
よりきちんとした印象にする場合はリップライナーを使いましょう。
唇の輪郭が際立ち、立体感のある唇に仕上がります。
リップライナーを使う場合は、口紅の色と同系色を合わせるのが基本です。
リップラインはまず、上唇の山の間Vの部分を描きます。
一筆で一気に描くのではなく、左右の山から真ん中に向かってそれぞれラインを下げましょう。
中心は顔の真ん中に合わせるようにします。
そして上唇の口角から唇の山の頂点まで左右それぞれ上唇のラインを繋げます。
次に下唇の底、真ん中あたりにラインをひきます。
そして下唇の口角から真ん中に向かって左右それぞれ下唇のラインを繋げます。
こうすることで、左右対称の均整の取れたリップラインが引けます。
リップラインが引けたら、残りを塗りつぶします。
そしてティッシュで軽く唇を押さえ余計な油分をとり唇に色を定着させてから、さらにもう一度口紅を重ねて完成です。
なりたい印象を作る口紅の塗り方
口紅の塗り方を少し変えるだけで、顔の印象は驚くほど変わります。
リップラインは自分の唇のラインをなぞるのが基本ですが、リップラインを本来のラインから外側にはみ出させると、ふっくらとしたセクシーな唇になります。
リップラインを内側にすると、唇が引き締まり知的な印象に仕上がります。
また、唇の山をなだらかに描くと柔らかく親しみやすい印象に、シャープに描くとクールな印象に仕上がります。
先ほど紹介した基本の口紅の塗り方はビジネスシーンでも使える方法なのですが、それにプラスして輪郭を綿棒などでぼかすと、唇の形を美しく見せながら、きちんとしすぎた印象を和らげることができます。
もう少しカジュアルな印象にしたい場合は、唇の輪郭を取らずに口紅を塗ります。
その時、口紅をラフに塗り指でぽんぽんと色を広げると、カジュアルなファッションにも合うナチュラルな唇に仕上がります。
色で印象を演出する!色による印象の違い
口紅は色で、さまざまな印象を演出することができます。
誰でも使いやすいカラーは「ピンクベージュ」です。
「ピンクベージュ」は自然な唇の色に近いため、さりげなく女性らしい華やかな雰囲気を纏わせてくれます。
ビジネスからカジュアルまで幅広く使えて口紅初心者さんにもおすすめの色です。
同じベージュ系でも肌色に近いベージュや、黄みが強いベージュはモードで辛口な印象になります。
レッド系、オレンジ系のベージュは自然で温かみがあり、親しみやすい印象に仕上がります。
鮮烈な印象のレッドは、きちんとリップラインをとって塗るとセクシーに仕上がりますが、輪郭を取らずに指でぽんぽんと塗り広げると血色感のあるヘルシーな印象に。
ピンクは甘くてガーリーな印象なので、クールなファッションに合わせるとかわいらしさがプラスできます。
元気な印象のオレンジはポップで個性的。
ピンクとオレンジの間のコーラル系カラーは健康的で華やかな印象に仕上がります。
色だけでなく質感でも印象は大きく変わり、質感が軽くなるほどに唇の補正効果がなくなり、よりカジュアルな印象になります。
ファッションやシーン、季節に合わせて口紅を選ぶとメイクの幅がぐんと広がるでしょう。
男性受けのいい口紅を使ったリップメイク
さまざまな色が選べて楽しいリップメイクですが、男性受けを考えるときに気を付けたいのがいかに自然かです。
きっちり取ったリップラインや、はっきりとしたカラーの人工的な印象は苦手な男性が多いので、パーティなど特別なシーン以外では元の唇の色に血色を足した程度の色味を選んだ方がいいでしょう。
質感はマットよりは、自然なつやがあった方が唇がふっくらと見え、男性の目に魅力的に映ります。
ピンクベージュ、オレンジベージュ、レッドベージュなどベージュ系で色味が足された色は、上品でさりげなく女性らしさが演出でき、華やかな印象をプラスしてくれます。
リップラインを少し綿棒などでぼかして肌になじませると、より自然に仕上がります。
レッド、オレンジ、ピンクなど鮮やかな色は肌色を明るく見せてくれます。
ですがしっかりと色を塗ってしまうとナチュラルな印象から遠ざかるで、使う場合は輪郭を取らずにぽんぽんと塗り広げるか、透明感のあるシアーなタイプの口紅を選ぶと肌色になじんでかわいく自然に使えます。
鮮やかな色の中では、コーラル系のカラーが親しみやすさと女性らしさを演出できるのでおすすめです。
まとめ
唇は顔の印象を左右する重要なパーツです。
口紅を塗る前に唇が乾燥していないか確認してみてください。
唇がうるおって健康的だと、それだけで清潔感を演出することができます。
さらに口紅で自然な血色感をプラスして、きちんとしすぎないリップラインでナチュラルに仕上げると、男性に好印象を抱いてもらうことができるはずです。
口紅は女性の心強い味方でもありますが、自分の定番の色ややり方が決まってしまうとそればかりやってしまいがちですよね。
いろいろな色やリップラインの形、塗り方を試してみることで、新しい自分を発見でき、自分の顔にはどんなリップメイクが似合うのか知ることができます。
ぜひいろいろ試してみてください。
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